イオン銀行で住宅ローンを組むメリットは?デメリットや他銀行との比較

住宅ローンの借り入れ先をイオン銀行にすると、低い年収でもローン審査に通りやすいメリットがあります。 その他のメリットやデメリットとともに、他銀行で住宅ローンを申し込んだ場合と比較した結果をご紹介します。 ・審査が通りやすい、金利が安い、特典付きなど様々なメリットがある ・金利の種類は当初固定金利、変動金利、固定金利 ・店舗でもインターネットでも申し込み可能

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イオン銀行の住宅ローン利用時のメリット・デメリットとは

まずは、イオン銀行で住宅ローンを組む際のメリット・デメリットを解説していきます。メリットもデメリットも、前提として基本的には一般的な金融機関と比較して、イオン銀行ならではのメリット・デメリットを解説しています。

イオン銀行の住宅ローンはこちらから

○メリット

イオン銀行で住宅ローンを組むメリットは以下の点です。

・審査が通りやすい

・金利が低い

・商業施設(イオン)で特典がある

・その他特典が豊富

・店舗が多く説明が受けやすい

上記の「審査の通り安さ」と「金利の低さ」については大きなメリットになるので、この章でも解説しますが、次章で更に詳しく解説していきます。

審査が通りやすい

イオン銀行では、低所得者でも借りやすいよう工夫されており、前年度の年収が100万円以上であればフルローンも申し込めます。ちなみに、他銀行の所得基準を比べてみると、住宅ローン申し込みが可能な最低年収は以下のとおりでした。

・イオン銀行・・・100万円以上

・三井住友銀行・・・200万円以上

・りそな銀行・・・100万円以上(ただし自営業は対象外)

・三菱東京UFJ銀行・・・200万円以上

・ソニー銀行・・・400万円以上

・じぶん銀行・・・200円以上

価格面で言うと、りそな銀行もイオン銀行と同じ100万円以上の前年度年収さえあれば申し込み可能でした。ただし、自営業の場合ははっきりと価格が明記されておらず、勤続年数や収入の安定性が重視されるようです。

大手銀行の多くが200万円前後とそれほど高くない条件設定となっています。しかし、これは年収よりも収入の安定性を重視しているためです。実際、りそな銀行のように自営業の場合の前年度年収を明記していない会社は多く、勤続2~3年以上を求める銀行ばかりでした。

イオン銀行は自営業の場合も条件に変更はなく、前年度収入100万円から住宅ローン申し込みが可能です。年収100万円台で勤続年数が浅い方や自営業という方は、イオン銀行がおすすめです。

金利が低い

また、イオン銀行の住宅ローンは金利の安さも魅力のひとつです。2018年6月時点で金利は以下のように設定されています。

・変動金利:0.57%

・固定5年:0.50%

・固定10年:0.69%

上記の金利は、ほかの金融機関と比べても低い水準であると言えます。このように、イオン銀行で住宅ローンを組む際、変動型と短期固定型のどちらを選んでも金利を低く抑えることが可能です。

商業施設(イオン)で特典がある

また、イオングループの金融機関らしく、以下のイオングループでの買い物が店頭でもオンラインでも毎日5%オフ。通常であればお客様感謝デーなど特定の日のみ受けられる割引を、住宅ローン契約者は毎日受けられます。

・イオンモール

・イオンスーパーセンター

・マックスバリュー

・まいばすけっと

・KOHYO

イオングループのほとんどで利用可能です。この特典だけでも、イオングループの店舗で買い物する方にはイオン銀行がかなり魅力的に感じるのではないでしょうか。

その他の特典も豊富

他にも定期預金の金利優遇や公共料金の決済時にWAONポイントが付与されるなど「買い物」「預金」「支払い」の日常のあらゆる場面で特典が受けられるメリットは見逃せません。

さらに、通常の団信以外のがん保障つきプランや8大疾病保障つきプラン、フラット35など選択できるプランが多く、ライフスタイルや将来設計に合わせた住宅ローンが組めます。

店舗が多く説明が受けやすい

イオン銀行は、イオングループの商業施設内に店舗を構えています。そのため、いつでも店舗で直接説明を聞けるというメリットもあるのです。

銀行によっては休日営業店舗以外での休日相談ができないのは珍しいことではありません。イオン銀行は商業施設内にあるため、すべての店舗で土日祝祭日の関係なく窓口が開いています。休日対応している店舗を探す必要もなく、年末年始やゴールデンウィーク中の相談も可能です。

住宅ローン初心者の方は、365日いつでも窓口で相談できる安心感を得られます。忙しくて平日昼間に時間を作れないという方は、休日の買い物ついでに窓口を利用できるため、無理して仕事を抜けずに済みます。

○デメリット

さて、上述したようなメリットもありますが、一方で以下のようなデメリットもあります

・金利を低く受けるには条件がある

・物件の種類が限られる

・繰り上げ返済について

人によってはそれほどデメリットととらえないこともあるため、きちんと調べて自分にとってデメリットとなるかどうかで判断してみてください。

金利を低く受けるには条件がある

イオン銀行最大のメリットは、上述した「金利の低さ」にありますが、その条件をクリアするにはいくつかの手続きを行わなくてはなりません。まずは、イオンカードセレクトの入会、インターネットバンキング「イオン銀行ダイレクト」の登録は最低条件です。

さらに、給与口座をイオン銀行に指定するか積立式定期預金、カードローンBIGを申し込むか、投資信託口座の開設を申し込む必要があります。そのため、もともとイオン銀行に口座を持っても構わない方や給与口座をイオン銀行にしても良いかたなど以外は、面倒に感じることでしょう。

ただし、イオン銀行を利用するとWAONポイントが貯まる特典もあるため、条件と特典の両方を確認してからデメリットかどうかを判断しても良いでしょう。また、申し込んだプランによっては他銀行と同等かむしろ高額な金利となってしまうこともあるため、きちんと確認してから申し込んでください。

8大疾病保障やがん保障など、いざというときの保障が大きいものほど金利が高くなっています。

物件の種類が限られる

見落としがちでトラブルとなりやすいのが、物件の条件です。中古マンションの場合、1983年4月1日以降に建てられたもののみが対象であり、それより古い物件は住宅ローンの申し込みができません。戸建てには制限がないので、中古マンションを購入する方は注意してください。

繰り上げ返済について

住宅ローンの繰上げ返済は金額を慎重に考えたほうが良いでしょう。イオン銀行の繰上げ返済にも他銀行と同じく手数料が発生しますが、残金のうちの一部のみ返済する場合は、何度繰り上げ返済を行っても手数料は無料です。

ただし、住宅ローンの残りを全額繰上げ返済する場合は、手数料が必要となるため注意してください。また、インターネット上では1万円から手軽に繰り上げ返済を利用できますが、店舗で繰り上げ返済する場合は書類の用意が必要です。

さらに繰上げ返済の希望日より15日以上前に来店して手続きしなければならないため、書類の用意や日程に都合がつきにくい方はインターネット上での手続きがおすすめです。

返済する額や返済する方法の選び方次第ではお得に繰り上げ返済が利用できるため、住宅ローンのプラン選びの際は、特典やルールを隅々までチェックしましょう。

まずは自分に合った住宅ローンのタイプを知りたいという方は、こちらのオンライン上で計算して即座に回答してくれるシミュレーションを試してみてください。

○口コミから見るメリット・デメリット

ここまで、イオン銀行の金利や条件面など、イオン銀行が提供している条件を元にメリット・デメリットを解説してきました。次に、実際イオン銀行から借り入れをしている口コミから、イオン銀行のメリット・デメリットを見ていきましょう。

実際の利用者の口コミから見えてくるメリットは?

イオン銀行で住宅ローンを借り入れた方の口コミから、リアルな評価はどれほどのものなのか調査してみました。

・他銀行から借り換えをした方の口コミで多かったのは、やはり金額面に対する満足度の高さでした。たとえば地方銀行から借り替えた方は、それまでの支払額でイオン銀行のがん保障つきプランに借り換えられた上、借り入れの保証料が無料だったことでかなり得したそうです。

・日常的に特典を受けられる点を評価している方も多く、買い物時の割引きや普通預金の金利優遇に喜んでいました。中にはキャッシュカードを使えるATMの多さをあげている方も。一部の銀行ATMからなら、イオン銀行口座からの引き出しや預け入れ手数料が無料です。イオン銀行ATMがない場所でもキャッシュカードを使えるのは、確かにメリットを感じる点ではないでしょうか。

・実店舗の存在に安心感を抱いている方も多く、やはりあげられるのが休日も対応していること、夕方まで相談できることでした。地方によっては大手銀行が撤退する中、商業施設ごと残っているイオンなら撤退しないだろう、と安心して住宅ローン申し込みした方もいるようです。

実際の利用者の口コミから見えてくるデメリットは?

口コミで多く挙げられるデメリットは、書類を自力で用意しなければならないことでした。それほど難しくないため金利の安さを考えると苦ではない、と考える方がいる一方、知識不足の担当者に当たって面倒に感じた方もいます。

・用意する書類に関しても他銀行はコピーで良かったものを原本で求められたりと、イオン銀行は他社と違う手続きや書類の用意が多くなる点があげられていました。一度窓口申し込みを利用すると書類不備があったときに再度来店しなければならず、郵送対応してもらえないことに不満を持ったという声もあります。確実性のある方法ながら、遠方に住んでいると店舗との往復は面倒でしょう。

・また、イオン銀行の特徴のひとつである8大疾病保障つきの住宅ローンの場合、金利が上がる点を不満に思う声もありました。すすめられても自分の意思できちんと断れる方でなければ、当初予定していたプランとは別のプランに勢いで申し込んでしまうことになるかもしれません。

・他にも住宅ローンの金利を下げる条件や書類のなどが面倒だという声などもあり、「安くなるなら多少の手間は構わない」方でなければ、少し煩わしく感じるかもしれません。

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イオン銀行の住宅ローン審査について

次に、上述したイオン銀行のメリットである「審査が緩い」と付随する、住宅ローン審査項目などについて、以下の点を解説していきます。

・勤務形態の収入について

・審査の年齢について

・審査から契約までの日数

イオン銀行の住宅ローンは、固定金利だと10年で0.69%、変動金利でも0.57%とかなり低めです。その分、審査が厳しいのではと思ってしまいますが、実際はそれほど厳しくはありません。とはいえ、この章の最後に「審査に落ちたケース」も記載しておくので、審査時の参考にしてください。

○勤務形態による違い

イオン銀行の場合、正社員以外、たとえば自営業の方でも住宅ローンの申し込みは可能です。ただし、自営業の方は3年以上継続しており、現在も安定した収入があることが条件です。とはいえ、正社員以外は審査しても通らない銀行もあるので、その点は緩いと言えます。

また、先ほども少し触れましたが、収入条件は正社員も自営業も前年度年収100万円以上です。他銀行では正社員かどうかで金額が異なる場合もあるのですが、イオン銀行はいずれの職業も100万円以上に定められています。これも他行と比べると緩い条件で、す。

配偶者がアルバイト勤務の場合も健康保険や雇用保険などに加入していれば、収入として合算できます。こちらも半年以上の継続勤務が条件なので、勤務年数や雇用条件(保険の加入の有無)を事前に確認しておきましょう。

アルバイト勤務は合算できない銀行もあるので、やはりイオン銀行の審査条件は寛容と言えるでしょう。

○審査の年齢について

借り入れ時の年齢も審査対象です。20歳~71歳に限り、返済が完了する予定日が80歳の誕生日を迎える日より前でなければなりません。海外出身の方も申し込み可能ですが、日本国籍か永住権がある方に限ります。これは、特別緩いわけではありませんが、基礎知識として覚えておきましょう。

○契約までにかかる期間は?

住宅ローンの審査は事前審査と本審査の2回行われます。事前審査には3日~1週間かかり、本審査には1週間~2週間程度かかります。ただし、受付状況や必要書類の不備状況によっては審査期間が長引くこともあります。

とくにイオン銀行の住宅ローンは低金利なこともあり、多くの人が利用しています。住宅購入の目途が立ったら、物件が決まっていなくても先に事前審査を申し込んでおきましょう。事前審査がすでに済んでいるか、済んでいないかで住宅購入の手続きスピードも異なります。

事前審査申し込みがまだの場合、その分本審査への申し込み時期も遅くなってしまうため、事前審査はあらかじめ済ませておくほうが賢いやり方といえます。この点は、上述した「メリット」にある通り、イオンの店舗で手続きできるので、申し込みしやすい環境にある点が魅力的です。

といのも、銀行で直接申込書を記入するということは、銀行の営業日である平日の日中になります。また、不動産業者経由の場合は、大抵は土日に申込書の記入です。イオンの場合は夜遅くまでやっている店舗を利用できるので、審査の開始が速くなり、審査承認までの日数も早くなるのです。

○審査に落ちたケース

ちなみに、上述したように条件を満たしていても、イオン銀行の審査に落ちることはあります。実際に「イオン銀行の住宅ローン審査に落ちた」という方の体験によると、住宅状況が関係しているようです。

年収も問題なく、妻は公務員で借入額もけして高すぎない人でも、住宅の接道が隣接する実家の敷地内にあることが原因で審査に落ちたケースがあります。また、二世帯住宅の場合も条件によって審査に落ちた例があるため、注意しなくてはなりません。

住宅ローン審査をイオン銀行に申し込んで落ちた場合は、収入面や条件だけではなく、住宅状況も見直してみましょう。

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イオン銀行の住宅ローンの詳細を知ろう

ここまでで、イオン銀行で住宅ローンを組むメリット・デメリット、および審査について詳しく理解できたと思います。次に、イオン銀行が提供する住宅ローンの詳細である、以下の点について解説していきます。

・3つの金利タイプとは?

・実際の金利はどのくらい?

・無担保借換ローンについて

○3つの金利タイプとは?

イオン銀行の住宅ローンの金利にも他の銀行のように複数種類あります。変動金利、当初固定金利、全固定金利があり、それぞれ利率も異なるため条件とともにしっかり確認しましょう。

変動金利とは、半年ごとに金利を見直し、5年ごとに金利に反映するタイプです。つまり、5年ごとに金利が変わり、支払額が変わる可能性あるということです。

一方、当初固定金利は一定期間は金利が固定され、その後は新たに金利タイプを選ぶ仕組みです。たとえば、「固定10年」であれば、10年間は金利が変わり、期間が終わった時点で新たに金利タイプを選びます。

そして、全期間固定金利とは、借入した全期間の金利が固定されているので、支払額がずっと変わりません。このような仕組みのため、変動金利、当初固定金利、全期間固定金利の順番で金利が低いです。

○実際の金利はどのくらい?

ここでは各金利状況について詳細をご紹介します。いまいち特徴や各プランのメリットが分からないという方は、ぜひ参考にしてみてください。

変動金利

住宅ローン完済まで店頭表示利率から最大年1.80%が差し引きされるプランです。次項の「当初固定金利プラン」も同じですが、イオン銀行の住宅ローンで優遇を受けるためには、イオンカードセレクトやインターネットバンキングなどへの申し込みが必要です。

変動金利で申し込むと、年0.57%(8大疾病保障つきの場合は年0.87%)の金利となります。審査結果によっては固定金利特約の利用ができ、その場合は以下の通りです。

・2年、3年、5年で0.80%

・7年で0.85%

・10年で1.10%

また、8大疾病保障つきでは2年、3年、5年で1.10%、7年で1.15%、10年で1.40%です。

当初固定金利プラン

固定金利特約期間中の借入利率は以下の通りです。

・3年固定で年0.38%

・5年固定で年0.50%

・10年固定の場合は年0.69%

8大疾病保障つきのプランでは、3年固定が年0. 68%、5年固定で年0. 80%、10年固定で年0. 99%となります。ちなみに、8大疾病保障つきのプランとは、死亡・高度障害以外に「がん・急性心筋梗塞・脳卒中・高血圧症・糖尿病・慢性腎不全・肝硬変・慢性膵炎」でも保険が下りる仕組みです。

フラット35(全期間固定金利)

15年以上最長35年まで組める、全期間固定金利型の住宅ローンです。マンションなどの共同住宅では床面積が30m²以上、それ以外の住宅では70m²以上の物件で、なおかつ建設費もしくは購入価額が税込み1億円以下のものに適用されます。

フラット35が定めた中古住宅の技術基準を満たしていれば、借り換えでの利用もできます。融資率(90%以上か以下か)と手数料タイプ(定率か定額か)で融資金利が大きく異なります。

・融資率90%以上の定率タイプ・・・返済期間20年以下で1.74%、21年以上で1.80%

・融資率90%以上の定額タイプ・・・返済期間20年以下で1.94%、21年以上で2.00%

・融資率90%以下の定率タイプ・・・返済期間20年以下で1.30%、21年以上で1.36%

・融資率90%以下の定額タイプ・・・返済期間20年以下で1.50%、21年以上で1.56%

イオン銀行で申し込む場合、【フラット35】融資手数料引下げプランを利用することでさらにお得に借りることができます。新規購入で0.54%、借り換えで0.756%安くなるプランです。

○無担保借換ローンについて

無担保借り換えローンとは、その名のとおり、無担保で借り換えることのできるプランです。担保評価不足によって借り換えができなかった場合や、担保設定をはずしたい場合にぴったりと言えます。

返済期間の延長ができるケースもあるため、毎月の返済(ボーナス返済含む)を減らしたい場合にも検討する価値があります。ただし、勤続2年以上、前年度税込年収250万円以上の給与所得がある方、もしくは事業開始後3年以上で前年度所得400万円以上の自営業の方が対象です。

現在借り入れている住宅ローンの返済で5年以上の実績がなければ申し込めないため、住宅ローンを組んでからある程度の期間が経っている方でなければ利用できません。金利は変動利率が適用され、年2.870%。イオン銀行住宅ローンの変動金利に0.50%プラスした金額となります。

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イオン銀行の住宅ローン手数料は?

次に、イオン銀行で住宅ローンを借り入れた場合の手数料を解説します。イオン銀行で借入を行うのと、以下の手数料がかかるので認識しておきましょう。

・ローン取扱手数料(定額型):108,000円

・ローン取扱手数料(定率型):借入れ金額の2.16%

・一部繰上返済手数料は何度でも0円

・全額繰上返済手数料は54,000円

○ローンの手数料について

ローン取扱手数料の定率型は、最低取扱手数料が216,000円に設定されています。そもそも定額型とは、いくら借入をしようが手数料が一定であり、定率型は上記のように借入額によって手数料額は異なります。

定率型が、「借入れ金額の2.16%」なので、500万円未満の借入であれば定率型の方が安い設定です。しかし、住宅ローンで500万円未満の借り入れはほぼないので、ほとんどのケースで定額型の方が手数料は安くなるでしょう。

ただ、定率型と定額型では金利が異なるので、どちらが総返済額を加味すると定率型の方がお得な場合が多いです。これは、ケースバイケースなので、良くシミュレーションしましょう。

○繰り上げ返済について

一部繰上返済手数料とは、たとえば「3年後に50万円繰り上げ返済する」など、部分的に返済することです。一部繰上返済の場合は何度利用しても0円ですが、返済手続きを行う場所によって最低返済額が異なる点に注意してください。

店舗やコースセンターを利用した返済は最低50万円からですが、インターネットバンキングを利用すると1万円から繰上げ返済が可能です。また、一部ではなく残債全額を繰り上げ返済する場合は、上記の手数料がかかるので注意しましょう。

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イオン銀行で住宅ローンの諸費用とは

イオン銀行の住宅ローンを利用する前に知っておくべき諸費用についてもご紹介します。先に挙げたローン手数料などの他、必要となる費用はこちらです。

・印紙代

・登録免許税(借入れ金額の0.4%)

・司法書士への登記報酬料

・火災保険

住宅ローンを組む銀行やプランによっては保証会社を利用した場合の保証料と団体信用生命保険料が必要となりますが、イオン銀行はどちらも無料です。保証会社を利用していないため保証料が不要であり、団体信用生命保険料はイオン銀行が負担してくれるためです。

○印紙代 

印紙代とは、金銭消費貸借契約(住宅ローンの本契約)などの契約書にかかる印紙税のことです。金銭消費貸借契約は、以下のように借入金額によって印紙代(印紙税)は異なります。

・500万円超え~1千万円以下:1万円

・1千万円超え~5千万円以下:2万円

・5千万円超え~1億円以下:6万円

○登録免許税(借入れ金額の0.4%)

登録免許税とは、不動産の権利や抵当権の権利を登記するための税金です。ここでいう登録免許税は「抵当権設定登記」です。ローンを借りたら、購入した物件を担保(抵当)に入れるので、その「抵当権設定登記」に登録免許税がかかります。

ちなみに、抵当権ではなく、物件の権利を登記することで、その不動産が自分の名義であることが証明でき第三者にも対抗できます。

物件を購入する場合には、前の所有者から「所有権移転登記」をしますので、抵当権設定登記以外にも「所有権移転登記」の登録免許税も別途かかります。

○司法書士への登記報酬料

見落としがちなのが、司法書士への登記報酬料です。イオン銀行で住宅ローンを組んだ場合、司法書士はイオン銀行が指定してくるため、忘れずに支払うようにしましょう。金額はケースバイケースですが、5万円前後であること多いでしょう。

○火災保険

火災保険は、住宅ローンを組むと必ず加入しなければいけません。火災保険の金額はプランによって異なるので、イオン銀行の窓口と相談しながらプランを決めると良いでしょう。

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イオン銀行で住宅ローンを組む際の流れと必要書類

イオン銀行で住宅ローンを組むのであれば、大まかな流れについてあらかじめ知っておくとスムーズに手続きできます。イオン銀行の住宅ローンはインターネットでの申し込みも可能です。そのためここではインターネットを利用したオンライン申し込みと、店舗での申し込みの両方のパターンをご紹介します。

○インターネットで申込む場合

インターネットで申し込んだ場合のイオン銀行住宅ローンの流れを大まかにまとめると、次のとおりです。

・事前審査の申し込み

・事前審査結果の連絡

・正式審査の申し込み

・正式審査結果の連絡

・契約の手続き

・住宅ローンの融資実行

事前審査の申し込み

事前審査の申し込みは、公式サイトの「住宅ローン事前審査お申込み」から行います。はじめに借り換えか新規購入かを問われますが、その後は画面の指示に従って必要事項を入力していくだけなので、10分もかからずに手続きが完了します。

借り入れ条件で迷っている方は、先にシミュレーションを利用して自分に合ったプランを決めることから始めましょう。事前審査の結果は90日間有効です。ある程度住宅購入の目途がたったら、早めに申し込んでおくとその後の住宅購入手続きがスムーズになるため、おすすめです。

事前審査結果の連絡

事前審査の結果が通知されるのは、郵送か電話です。審査が通った場合は必要書類一覧が送られてくるため、郵送の場合は審査が通ったと見て良いでしょう。メールでマイページの情報が送られてくるので、必要書類を用意してマイページからオンライン手続きを行います。

正式審査の申し込み

事前審査が終われば、正式な申込に移ります。審査内容はさほど変わらないので、事前審査からプロフィールが変わっていなければ、本審査も問題なく通ります。ただし、転職したり、ほかに借入したりすると否決になる可能性が高いので注意しましょう。

正式審査結果の連絡~の融資実行

正式審査(本審査)の結果は、必ず電話で行われます。「お借入手続のご案内」が郵送で送られてきた後は、案内に従い必要書類などを準備しましょう。最終的な契約手続きはイオン銀行の店舗もしくは郵送で行います。

無事に手続きが終わればイオン銀行口座に後日入金されます。店舗で現金受け取りはできないので、住宅販売会社へは振込みで支払うことになります。

○店舗で申込む場合

イオン銀行の店舗で住宅ローン申し込みを行う場合も、基本的な流れはインターネットでの申し込みと大差ありません。

・事前審査の申し込み

・事前審査結果の連絡

・正式審査の申し込み

・正式審査結果の連絡

・契約の手続き

・住宅ローンの融資実行

事前審査の申し込み~審査結果の連絡

事前審査の申し込みもインターネットではなく、店舗で行うことができます。保証人本人による手続きも必要となるため、当日は同席してもらうのを忘れずに。

イオン銀行コールセンターもしくは最寄の店舗に電話で予約を入れましょう。当日持参する必要書類についても説明してくれるので、必ず予約を利用してください。事前審査に通過したら、必要書類一覧が郵送されてきます。

正式審査の申し込み

必要書類の用意ができたら店舗で正式審査(本審査)の申し込みを行います。予約せずとも受け付けてくれますが、待ち時間短縮のためにも事前予約がおすすめです。書類に不備があると再度来店する羽目になるため、隅々までチェックしておきましょう。

この日も保証人に同席してもらう必要があります。基本的に申し込み時は保証人の同席が必要となるので、保証人の予定も確認してからイオン銀行への来店予約を入れてください。

正式審査結果の連絡~融資実行

正式審査の結果は、通過した場合も落ちた場合も電話連絡です。後日「お借入手続のご案内」が郵送されるので、案内を参考に必要書類などを集め、保証人とともにイオン銀行へ住宅ローンの契約手続きに行きます。保証人の押印も必要です。印鑑を持参してもらうよう伝えておきましょう。

無事に手続きが終われば後日融資を受けることになりますが、店舗で申し込んだ場合もイオン銀行口座への入金です。現金では受け取れません。

○審査に必要な書類

イオン銀行の住宅ローン申し込みで注意したいのが書類の不備です。イオン銀行利用者に限らず、住宅ローン申込者の多くが書類の不備でつまずいています。戸建ての場合とマンションの場合で必要となる書類は異なるため、こちらでご紹介する書類の例を参考に洩れや不備のないよう準備しましょう。

戸建てもマンションも共通する書面(郵送される書面)

まずは戸建てにもマンションにも共通する、イオン銀行から郵送されてくる書類をご紹介します。申し込み日までに、それぞれ必要事項を記入しておきます。

・住宅ローン申込書

・個人情報の取扱に関する同意書

・団体信用生命保険に関する書類(団体信用生命保険加入申込書兼告知書と診断書)

・火災保険に関する書類(保険商品のご提案にあたって、住宅ローン専用火災保険見積書・申込書作成依頼書)

・口座開設書類(既にイオン銀行口座を持っている場合は不要)

個人情報の取扱に関する同意書は申込者と保証人の両方の記入と押印が必要です。住宅ローン申し込み金額が5,000万円を超える場合は診断書の提出が求められます。8大疾病保証つきプランや、がん特約つきのプランは、1年以内に受信した健康診断や人間ドックの診断書でも代用可能です。

火災保険に関する書類は、イオン銀行を介して火災保険に加入した場合に必要となります。既に保険会社へ個人で契約しているのであれば、火災保険を申し込んだ際に受け取った領収証などで十分です。

戸建てもマンションも共通する書面(個人で用意する書面)

前項の、イオン銀行から郵送されてくる書類の他、個人で用意すべき書類もあります。戸建てとマンションどちらの場合もすべて必要となるため、必ず用意してください。

・住民票の写し

・本人確認できる書類

・各種健康保険証

・源泉徴収票の前年分(1月から6月までの申し込み分は前年分および前々年分が必要)

・課税証明書または住民税課税決定通知書

ちなみに、個人事業主の場合は源泉徴収などの代わりに以下のものがすべて必要です。

・所得税の確定申告書および付属明細書(直近3年分)

・所得税の納税証明書(その1、その2を直近3年分)

・個人事業税の納税証明書(直近3年分)

親族が経営する会社で働いている方は、法人税の確定申告書(決算報告書および勘定科目明細書を含む)、法人税の納税証明書(その1、その2)、法人事業税の納税証明書も必要です。それぞれ直近3年分を個人の源泉徴収票などとあわせて提出します。

戸建ての新築・増改築の場合

上述した基本的な書類に加え、新築・増改築の場合には以下の必要書類も提出する必要があります。

・建築・工事請負契約書

・建築確認申請書(配置図・平面図・間取図・立面図つき)確認済証

・建築確認の検査済証

・不動産登記簿謄本(土地・建物)

・土地の公図

・地積測量図

・建物図面・各階平面図

・住宅地図または物件案内図

・金融機関の預金通帳・証書、預り証など自己資金が確認できるもの

不動産業者、建設業者、法務局で入手できる書類です。不動産登記簿謄本と土地の公図、地積測量図は1ヶ月以内に発行された原本を持参しましょう。

住宅ローン契約書などはイオン銀行で住宅ローンの契約時にもらいます。こちらで用意する書類は上記のもののみですが、業者を介して発行してもらわなくてはなりません。業者によって発行までのスピードが異なるため、早めに依頼しておくことを忘れないでください。

マンション購入の場合

一方、マンション購入の場合は、基本的な書類に加えて以下のものを用意します。

・不動産売買契約書(未契約の場合は見積もり書など同等の情報記載があるもの)

・不動産登記簿謄本(土地・建物)

・専有部分間取図

・物件のパンフレット

・住宅地図または物件案内図

・金融機関の預金通帳・証書、預り証など自己資金が確認できるもの

マンション購入の場合も、必要書類は不動産業者や建設業者、法務局から入手することとなります。不動産登記簿謄本(土地・建物)は1ヶ月以内に発行されたものを提出してください。専有部分間取図は方位記号の記載されたものでなければなりません。

物件のパンフレットは、そのマンションが販売されていたときのパンフレットです。手元にないのであれば、不動産業者に問い合わせてみましょう。まだ販売中の物件であれば、モデルルームや不動産業者のマンションギャラリーでも手に入ります。

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まとめ

イオン銀行で住宅ローンを組むメリットは、何より金利の安さです。店舗もイオングループの商業施設内に設置されているため、手続きがしやすい点も魅力です。

年収100万円代でも住宅ローンに申し込むことができることで人気の高いイオン銀行の住宅ローンですが、だからといってすべての申込者に融資しているわけではないようです。書類の不備の他、接道の問題などこまかな点で審査に通らなかった例もあります。

書類と物件状況の用意さえクリアできれば、所得に関係なくお得に借りられるのがイオン銀行です。まずは公式サイトのシミュレーションから試してみてはいかがでしょうか。

 https://www.nta.go.jp/publication/pamph/inshi/pdf/zeigaku_ichiran.pdf