新築マンションの購入のポイントの極意は見学にあり?その理由とは

とりあえず、新築マンションの購入は、担当者に任せておけば安心と思ってはいませんか。しっかり自分の目で見て、確認しないと後悔してしまうかもしれません。 人生にそうない大きな買い物で失敗は避けたいもの。 買ってから後悔しないための、新築マンションの購入ポイントをご紹介します。

この記事は約8分で読み終わります。

新築マンション購入のポイント

新築マンションを購入するなら見学から
マンション価格以外にもかかる費用と発生するタイミングを把握しておこう
情報を鵜呑みにせずに自分の目で見て確かめることが大切

新築マンション購入の前に見学

新築マンションでは、まだ完成していないこともあるので、実際の物件を見学できない場合もありますが、可能であれば実際に住む物件を見学するのがベストです。
もしできなかった場合は、新築マンションのためのモデルルームの見学に足を運びましょう。

なお、モデルルームは実際の物件と間取りが異なる場合があるので、すべてを鵜呑みにはできませんが、実際の間取りと比べながら見学すると大変参考になります。
新築マンションの見学時にチェックしたいことを表にまとめました。

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【新築マンション見学でのチェックポイント】

間取り ・各部屋広さは十分にあるか
・収納が十分にあるか

設備 ・キッチンは使い勝手の良さを考えてつくられているか
・お風呂場の浴槽は十分な大きさか
・コンセントの数は十分にあるか
・コンセントの位置は使いやすいところにあるか
・電話やテレビ、インターネットの接続口はどこにあるか
・扉の開け閉めに問題はないか

オプション ・オプション設備はどこからか

共有部分 ・専有部分はどこまでか
・庭はどのように引き渡されるか
・駐車場に空きはあるか
・仮に駐車場を使用する場合、駐車位置はどこになるか
・どのような共有設備があるか

その他 ・耐震性は十分か
・防犯設備など防犯面は十分か
・実際どのくらい隣接する部屋の生活音が聞こえるか
・日当たりや風通しは良いか
・管理はしっかり行き届いているか

ご紹介したものプラス、靴箱スペースがあるなど自分が譲れない部分を付け足して、細かくチェックしましょう。
細かく見ていくことで、物件の問題点も出てきて、他の物件と比較する材料になります。

なお、注意したいのはモデルルームなどの見学は見栄えよくつくってあるので、見た雰囲気だけで判断してはいけないということ。
たとえば、インテリア1つとっても部屋が大きく見えるように工夫がされています。

見たままを購入のものさしにするのではなく、実際の間取りはどうか、ここにインテリアやオプションがなかったらどうかと考えて見学するようにしましょう。

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新築マンション購入の流れ

はじめた新築マンションを購入する場合、どの流れで行えば良いのか不安な部分も多いものです。
購入の流れをフローチャートで簡単にご紹介します。

モデルルームなどを見学する

マンション購入の申し込みを行う

抽選の場合は抽選結果を待つ

契約を締結する

一括で支払わない場合は住宅ローンの申し込みをする

内覧会・入居者説明会に参加する

手付金を差し引いた残高を支払う

引き渡し

見学後、物件の目星がついたら実際に購入の手続きに入っていく訳ですが、新築マンションは購入の確約ができない場合があります。

実際は先着順で受け付けているところが多いのですが、中には抽選で入居者を決めることもあるためです。

抽選の場合は、抽選結果を待って、抽選から外れてしまったら、また1から物件を探さなくてはなりません。
購入申し込みをする前に、申し込む物件が先着順なのか抽選なのか確認しておきましょう。

無事、購入申し込みが受け付けられたら、次は売買契約を進めていきます。
賃貸であれば、重要事項の説明と本人と連帯保証人の身分証明のための書類などで完結しますが、新築マンションの購入では実際に所有権が移ります。
一般的な契約に必要なもの以外にも、登記のための必要書類、準備金が必要です。

また、マンションの購入手続きと同時に進めていきたいのが、住宅ローンの手続き
住宅ローンを組んで新築マンションを購入するケースが多いです。
購入資金の用意ができない場合は、同時に住宅ローンの手続きも進めていきましょう。

売買契約、住宅ローン契約が無事終わったら、次は引き渡しに向けての最終ステップです。
第三者立ち合いのもとの内覧会、入居者説明が行われます。
もし入居にあたって不明な点があれば、この内覧会や入居者説明がチャンスなので、しっかり確認しておきましょう。

内覧会では、モデルルームでは確認できなかった実際のサイズ感や、設備などの細かい部分もチェックしておくと安心です。

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新築マンション購入金額は?

新築マンション購入の流れをご紹介しましたが、そもそも購入以前に購入のための費用を計算して、ある程度の物件価格の目安をつける必要があります。

それでは、実際新築マンションを購入すると、どのような費用がどのタイミングでかかってくるのでしょうか。
実際の購入の目安とともにご紹介します。

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新築マンション購入の目安は?

購入時や入居してからなど、タイミングに合わせて必要な費用の内訳を知ることも大切ですが、それ以前に全体的な購入価格の目安を把握しておくことが大切です。

購入価格の目安とは、実際にどのくらいの価格の新築マンションが購入できるのかということ。

一般的な目安は、毎年の支払い額が年収の3割以内です。
年収600万円で3割いっぱいでローンを組んだとすると1年間に支払う額は180万円、月に直すと月15万円になります。

年収での試算が難しい場合は、現在支払っている家賃が目安です。
たとえば、月25万円の家賃を支払っている場合は、年間300万円、35年のローンを組んだ場合は35年で利息も加味してだいたい9,000万円くらいの物件の購入ができます。

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申し込み段階で必要な金額

購入手続きに入る申し込み段階でも、物件によっては申込証拠金が必要なことがあります。
申込証拠金の相場は、2~10万円程度、購入が決定したら手付金の一部として充てられるお金です。

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契約時に必要な不動産取得のための費用

契約の段階になると、不動産購入価格以外の諸費用が多くかかります。
どのような費用があるのか、項目ごとに確認してみましょう。

手付金 購入費用の頭金のこと。通常、購入費用の5~10%。
不動産取得税 不動産取得時にかかる税金。
固定資産税・都市計画税 不動産を所有している場合にかかる税金。
取得時だけでなく、以降も所有している限り必要。
印紙税 売買契約書における収入印紙。
仲介手数料 物件の価格3.24%プラス64,800円が手数料の上限。
契約の段階では半分を支払う。
登記費用 不動産登記に変わる費用。
登録免許税と司法書士への報酬が必要。
修繕積立基金 20~40万円がだいたいの相場。

ご紹介しているのは、あくまで契約が進行していく中で必然となる費用。
この他にも新居に引っ越すための引っ越し費用、新しい生活のための家具の購入必要も考えておく必要があります。

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住宅ローン利用で必要な費用

住宅の購入は住宅ローンで済ませるから大丈夫と安心してはいませんか。
住宅ローンを利用する場合は、契約書に必要な印紙税の他、事務手数料はローン保証料もかかってきます。

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引き渡し時に必要な金額

新築マンションの場合、引き渡しと同時に手付金を差し引いた購入価格の残金を支払います。
住宅ローンを利用する場合は、引き渡し日までに融資を受けておきましょう。

また、同じタイミングで先に支払っていた仲介手数料の残り半分も支払います。

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購入後継続的に必要な金額

住宅ローンの返済以外にも、毎月継続的に発生する費用があります。

住宅ローン返済 契約内容に合わせて支払います。
管理費 共用部を管理するための費用で、毎月発生します。
修繕積立金 マンション改修のための積み立てで、毎月支払うもの。
駐車場代 駐車場代などが必要な場合もあります。
固定資産税・都市計画税 年に1回土地の所有者に課される税金。

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新築マンション購入の注意点

大きな買い物だからこそ、できるだけ失敗は避けたいもの。
新築マンションを購入する際に気をつけたいポイントをご紹介します。

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【新築マンション購入で気をつけたいこと】

建設の経緯
・入居者の層
・共有部分
・防犯や耐震面
・図面との違い

マンション建設の経緯

住み心地が良ければ他は問題ないという意見もありますが、これから長い付き合いになる近所とのことを考えるとマンション建設の経緯を知ることは大切です。

地上げで確保された土地だったり、以前の経緯がクリアでもマンション建設で配慮がなされていなかったりすると、「あそこのマンションの人は…」と近隣に心情的にマイナスな印象を与えてしまいます。

円滑な付き合いのためにも、ホワイトな新築マンション選びを行いましょう。

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入居している層はどうか

入居している層が自分たちの生活に合わないばかりに、騒音問題でトラブルになったり、近所づきあいで負い目を感じたりしてしまうことがあります。
事前にどのような層が住んでいるのか確認して、生活にあったマンション選びをすることが大切です。

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共有部分はどうか

駐車場など共有部分のルールをしっかり把握していないとトラブルになることもあります。
どのような契約となっているのか、共有施設と利用について確認しておきましょう。

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防犯や耐震面

基準にのっとって、防犯や耐震面を考えてつくられている新築マンションは多いです。
耐震面じゃどのくらいの等級で評価されているのか、防犯面は防犯カメラの場所や周りからの見通しまで確認できると安心です。

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図面との違い

先にもらった平面図からある程度イメージをふくらましていたのに、実際は思ったより狭い、想像と違うというケースは新築マンションでは珍しくありません。
見せるように作られたモデルルームにイメージが後を引きずってしまうためです。

後悔しないためにも、平面図だけでなく部屋の広さの感覚を左右する立体図ももらっておきましょう。

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まとめ

マンション見学では細部までチェックしよう
・購入資金の準備はスケジュールを立てて漏れなく行おう
・購入するときも部屋やマンションの確認はしっかりしよう

とにかく細かくチェックして、漏れなく不安を担当者に相談するのが、新築マンション購入のポイント。購入時は面倒ですが、しっかり手続きを終え、細部まで漏れなく確認することでトラブルを未然に防ぐことができます。

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