新築マンションにかかる維持費とは!?積み重なると以外と高い、維持費に困らないポイント

今、賃貸マンションに住んでいる人なら、家賃が発生していますよね。新築マンションをローンで支払うと、賃<貸マンションの家賃と値段が変わらないことも多いです。
そのため、新築マンションを購入した方が良いのではと考えている人もいるでしょう。

新築マンションを購入すると、維持費がどれくらいかかるか知っているでしょうか。
今回は意外と知らない人が多い、新築マンションの維持費について解説していきます。

この記事は約6分で読み終わります。

新築マンションの方が中古マンションより維持費が安い

新築マンションの維持費とはそもそも何を指すのでしょうか。そして費用はどの程度なのでしょうか。みていきましょう。

維持費とは?

新築マンションの維持費にはどのようなものがあるのでしょうか。

購入後にかかる維持費は、主に管理組合に支払う維持費とそのほかの維持費にわけられます。

■管理組合に支払う維持費

管理組合に支払う維持費とはどのようなものがあるのでしょう。それぞれの内容と費用の相場を紹介していきます。

  • ・管理費

共用部分の管理や維持、保全するための費用のことです。例えば、電気代、水道代、各種保険代、清掃代、植栽管理費などにあてられます。費用相場は1万円~2万円程度です。

  • ・修繕積立金

これは後々必要となるであろう、共用部分の修繕費用を積み立てるための費用です。修繕費用だけでなく、共用部分の変更や、何か事故があったときなどにも活用されます。費用相場は5,000円~1万円程度です。

  • ・駐車場代、駐輪場代

車やバイク、自転車の駐車区間を借りる費用です。費用相場は2,000円~1万円程度です。ただし、マンションによっては分譲しているところもあります。その場合は支払いの必要がありません。

  • ・災害積立金

災害に備えた積み立てをしているマンションも多くなってきています。用途はマンションによってちがいますが、例えば防災倉庫の管理や維持、災害対策などの費用です。費用相場は数百円程度です。

  • ・ペット飼育料

ペットを飼育する場合に支払う費用です。ペット可のマンションでは飼育負担金が必要なケースがあります。費用相場は数百円~数千円程度です。

■そのほかの維持費

そのほかにも維持するために必要な費用があります。

  • ・不動産取得税

不動産を取得したら都道府県に納める税金です。納付する金額は住戸ごとに変わります。

  • ・固定資産税

不動産を取得したら年ごとに市町村に納める税金です。こちらも納付する金額は住戸ごとに変わります。

  • ・火災・地震保険料

火災保険や地震保険に加入する場合に必要な費用です。住宅ローンを借りる場合には、火災保険の加入が義務となっている場合が多いでしょう。保険の期間は火災保険が1年~10年、地震保険は1年〜5年です。

  • ・自治会費、町内会費

マンションが建っている地域の自治会や町内会に加入する場合、自治会費や町内会費が必要です。地域生活をより良くするための活動を行います。

このようにマンションに住むと、自分の部屋だけでなく、共用部分にも費用がかかっています。マンション自体を維持していくために必要な費用なので、支払いの義務があるのです。

新築マンションの維持費は中古マンションより安い

新築マンションの維持費は、中古マンションよりも安い傾向にあります。なぜなら、中古マンションは経年劣化により、メンテナンスの費用が多くかかるからです。

また、空室になっている中古マンションも多く、そのような場合には少ない人数で維持費を分担しなくてはいけないことになります。人口が減少し、空室が多くなっている中古マンションでは顕著でしょう。

さらに、満足な積み立て金が無い場合、負担が大きくなる可能性もあります。

中古マンションの方が何かと安いと思ってしまいがちですが、維持費が大きくなってしまう可能性もあることを頭に置いておきましょう。

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新築マンションの維持費に困らないポイント

新築マンションの維持費に困らないためのポイントを紹介します。

  • ・維持管理費の見直し

管理費は中間マージンを取られていることがあります。

また、管理人が24時間常駐しているマンションもあるでしょう。そのようなマンションだと管理費が高くついてしまう可能性があるのです。もっと安くできる管理会社を探すのもひとつの手です。

管理費を安く抑えたい場合、掃除やメンテナンスを自分たちで行えるように、住人同士で相談してみることもできるかもしれません。

また、不要であると感じる設備などがある場合には、使用しないようにすると良いでしょう。

管理の部分を自分たちで見直すことで、費用の削減ができる可能性があります。

  • ・子育てが終わったら2人用のマンションに転居

管理費や修繕費は住居の面積によって変わります。小ぶりなマンションだと安い傾向にあるでしょう。そのため、引っ越しをして維持費を軽減するというのもひとつの手です。

例えば、子どもがいる家庭だと子ども部屋もいるので、そこそこ部屋数のあるマンションに住んでいるでしょう。しかし、子どもがひとり立ちすれば、夫婦2人になりそれほど広いマンションに住む必要もなくなります。

そのときには、新しく小ぶりなマンションに引っ越すことも考えてみましょう。

  • ・資産価値の高いマンションを選ぶ

上記のように新しいマンションに引っ越すこともあります。

そのような場合も考えて、資産価値が落ちにくいマンションを購入しておくことが大切です。

では、資産価値が落ちにくいマンションの選び方を紹介します。

まず、立地の良いマンションを選びましょう。交通の便が良いことは非常に重要なポイントです。

次に、ブランドイメージについてです。歴史の長い、ブランド力のある不動産業者が手掛けるマンションを選びましょう。富裕層が住むようなマンションを選ぶと資産価値が下がりにくい傾向にあります。

さらに、人口の動向も予想しましょう。人口が増えれば不動産の需要は高まりますし、人口が減少すれば需要は下がります。

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かかる費用を相談できる!わからないことはプロにお任せ

新築マンションを購入するとなるとさまざまな費用がかかります。維持費は特に重要視しない人も多く、疑問も出やすい費用ではないでしょうか。

困ったことがあったら住まいサーフィンに相談

費用についてわからないことがあって、自分で検索してもなかなか解決しないこともありますよね。
そんなときは住まいサーフィンに相談してみてはいかがでしょうか。

住まいサーフィンを利用すれば、物件に関する適性価格や資産価値などを簡単に知ることができます。新築マンションを選ぶうえで、得をする部屋探しに役立ちますよ。

住宅ローンや購入の相談ならファイナンシャルプランナーに相談

新築マンションを購入する際には、住宅ローンについても考えなくてはいけません。お金を借りて月々返済していかないといけないので、ある程度の知識と計画性が必要です。

判断に悩んでいる人は、ファイナンシャルプランナーに相談してみるのも良いでしょう。お金の課題について分析し、最適な策をもとにサポートしてくれます。キャッシュフローからライフプラン、必要な備え、現在の余裕まで知ることができますよ。

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まとめ

今回は、新築マンションの維持費について紹介しました。新築マンションにはさまざまな費用がかかりますが、維持費も重要視すべき費用です。

はじめてでわからないことばかりで不安な人は、住まいサーフィンで適正価格や資産価値について調べてみてください。また、ファイナンシャルプランナーに相談するのも良いでしょう。