マンション1階に住むのは危険!?住む時に気をつけたい行動と防犯対策グッズ

マンションに住みたいけれど、そんなにお金に余裕がある訳でもない…。それなら比較的家賃が安いとされている1階に住むべきだろうか…と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

しかし、マンションの1階は2階以上と比べて防犯面が気になるかもしれません。
この記事では、マンションの1階は本当に危険なのか、不審者に狙われにくい物件の特徴、防犯対策の方法について詳しく解説していきます。

マンションの1階に住むか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事は約7分で読み終わります。

1階マンションは危険!?

マンションの1階が危険といわれやすい理由を解説します。

1階は狙われやすい!?

マンションの1階は不審者に狙われる頻度が高いといえるでしょう。狙われやすい理由としては、「外から室内が見えやすい」ことが挙げられます。

不審者は室内を覗いて、何人家族なのか、はたまた一人暮らしなのか、どの時間帯に外出していることが多いのか、などを推測します。そこから、「この時間に忍び込めば誰もいないはずだから物を盗める」と考え、行動を起こすのです。

そのほかにも、洗濯ものなどから家族構成を判断することもあるため、洗濯物が見られやすい1階は不審者に狙われやすいといえるでしょう。

また、マンションの1階なら柵などを超えればすぐに窓までたどり着くことができます。そのため、侵入されやすく、狙われやすいのは間違いないでしょう。

侵入方法

警察庁が令和元年に行った調査では、3階建以下の共同住宅への最も多い侵入方法は47.1%で無施錠の窓や玄関の扉から入っているという結果が出ました。

つまり、きちんと施錠を行っていれば不審者の侵入の半数近くは防ぐことができたということです。

防犯対策を日ごろからきちんと行えば、不審者の侵入を怖がることなく、安心して過ごすことができますよ。

引用:警察庁 住まいる防犯110番

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狙われにくい物件の特徴と防犯対策

マンションの1階は特に狙われやすいという話をしましたが、1階だからといってすべての物件が狙われやすいとは限りません。狙われにくい物件というものも存在します。

それに加えて、きちんとした防犯対策をすることによって、不審者の侵入を未然に防ぐことが可能です。

ここでは不審者に狙われにくい物件と具体的な防犯対策グッズを紹介します。

狙われにくい物件の特徴

不審者に狙われにくい物件の特徴をとしては、以下のものがあります。

  • ・エントランス以外にも防犯カメラが付いている
  • ・セキュリティ会社に委託をしている
  • ・鍵がディンプルキーである
  • ・モニター付きインターホンが付属している
  • ・窓にシャッターが付いている

それぞれ詳しく解説していきます。

■エントランス以外にも防犯カメラが付いている

エントランス以外にも防犯カメラがあると、何かあった時にも記録されているため安心できますよね。監視カメラがいくつかあるマンションはセキュリティ面が整っているといえるでしょう。

また、監視カメラがたくさんついていると、不審者はそれに映らないようにと行動し、それがかえって怪しまれるという結果になってしまいます。そのため、監視カメラが多いマンションを狙おうと考える不審者は少ないでしょう。

■セキュリティ会社に委託をしている

SECOM、アルソックなどのセキュリティ会社に委託・連携していると何かが起こってもすぐに警備員が駆け付けてきてくれます。そのため、不審者に狙われにくく、安心して住むことができる物件であるといえるでしょう。

■鍵がディンプルキーである

カギといえば、先がギザギザになっているものを思い浮かべる人が多いでしょう。これはディスクシリンダーやピンシリンダーと呼ばれる形状のものです。実は、この形状のカギは複製を作られやすく、ピッキングもされやすいというデメリットがあるのです。

一方穴が開いている形のディンプルキーであれば、そのような心配はありません。特殊な構造のため、合いカギを複製されにくく、ピッキングされにくいというメリットがあります。

築年数の浅いマンションであれば、ディンプルキーを使用しているところが多いため、確認してみてください。

■モニター付きインターホンが付属している

インターホンにモニターが付いていると、誰が来たのか確認できるため安心です。知人や宅配便などの業者であれば、出ることができ、知らない人や怪しい人であれば出ないという選択ができます。

録画機能が付いているものもあるため、万が一の時に備えることができますよ。

■窓にシャッターが付いている

マンションの1階の部屋の窓にシャッターが付いている物件があります。これは雨戸シャッターと呼ばれるもので、雨戸としての役割を持つだけでなく、窓を割られにくくなったり、中を覗かれにくくなったりするなど、多くのメリットを持ち合わせています。

防犯対策グッズ紹介

次に防犯対策に効果的なグッズ、防犯対策の具体的な方法を5つ紹介します。

  • ・ドアスコープに目隠しをする
  • ・センサーライトの設置
  • ・窓ガラスに警報機を設置する
  • ・防犯フィルムを貼る
  • ・防犯スプレーを玄関に常備しておく

それぞれの使い方や、防犯対策について詳しく解説していきます。

■ドアスコープに目隠しをする

ドアスコープは玄関のドアの内側から外側を覗くことができる便利なものです。その反面、外から中を覗かれてしまう恐れもあります。外からの覗き見防止のために、目隠しを付けておくと良いでしょう。

■センサーライトの設置

センサーライトを設置しておけば、誰かが来たときに光ってすぐにわかるため安心です。

ホームセンターなどにも売っているため、比較的簡単に入手することができますよ。電池で動くものから、太陽光で動くものまで幅広くあるため、それぞれに合ったものを購入すると良いでしょう。

■窓ガラスに警報機を設置する

不審者が窓を開けて侵入した際などに警報機のセンサーが反応して大きな音が鳴ります。何かあった時も音ですぐに気付くことができ、不審者を追い払うことにも役立つため安心ですね。

この警報機は家電量販店などにも売っているため、気軽に購入ができます。

■防犯フィルムを貼る

防犯フィルムを窓に貼ると外からの衝撃に強くなるため、不審者に窓を割られる心配がありません。防犯フィルムを貼る際は全面に貼らなくてはならないため、業者に頼むと良いでしょう。

■防犯スプレーを玄関に常備しておく

いざというときのために防犯スプレーを玄関に常備しておきましょう。宅配業者を装った不審者が侵入してきた際も撃退が可能です。事前に使い方を確認しておくと良いでしょう。

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普段から防犯意識を高めよう

最後に、日ごろから気を付けることのできる防犯対策を紹介します。

1階に住むなら十分すぎる備えが必要!

マンションの1階は不審者から狙われやすいため、十分すぎる備えをしておいて損はありません。備えあれば患いなしです。

日々のこまめな戸締りから防犯グッズの準備まで気を付けておくようにしましょう。

自分たちだけの備えでは心配だ、という場合はプロの警備会社の力を借りるのもひとつの手ですよ。

不用心な行動を慎もう

防犯のために気を付けて行動していても気のゆるみが出てしまうことがあるかもしれません。特に洗濯物には注意が必要です。

洗濯物を干す際は、下着を外に干すことはやめましょう。下着を盗まれる可能性が高くなるだけでなく、家にいない時間帯を不審者に知らせているようなものだからです。

また、カギをポストや鉢植えの下へ隠す人も多いですが、それを見られているとすぐに侵入されてしまいます。普段からカギは持ち歩くようにしましょう。

日々の何気ない行動で不審者の侵入を防ぐことができます。油断せずに取り組むようにしましょう。

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まとめ

1階のマンションは不審者に狙われやすくて危ないのではないか、と考える人もいるかもしれませんが、普段から備えをしておくことで危険を防げるので安心してください。

今回紹介した防犯対策方法や、防犯グッズの使い方をもとに、実際に取り組んでみてくださいね。そのほかにも、マンションを選ぶ際にはセキュリティ面が整っているところを選ぶなど、安心して暮らせるように確認しておきましょう。